肥後銀行を書類送検1日最長12時間の残業させた疑いで

肥後銀行を書類送検1日最長12時間の残業させた疑いで

リストライメージ

熊本労働基準監督署は19日、労使協定で定めた労働時間を上回る残業を社員にさせたとして、労働基準法違反の疑いで、管理職3人を書類送検した。

同労基署によると、社員1人に最大で1日約12時間40分、1カ月で約160時間超の残業をさせた疑いが持たれている。

同社の労働時間は自己申告制で、社員は実際に働いた時間より短く記載していたという。

これはなんともたまげたとしか言いようが無い。

熊本にある肥後銀行が社員に一日最長12時間残業させた疑いで書類送検されたのだ。

一日最長12時間である。つまり、20時間労働ということである。

これはちょっと間違ったら人が死ぬ過労死レベルではないか。

1ヶ月では160時間超の残業だったとのことだが、過労死ラインとは皆さんも御存知であろうか?以下のエントリーでも既に言及しているのであわせて読んでいただきたいが、

過労死ラインといわれる残業時間について

一ヶ月100時間で脳血管疾患等にかかって亡くなったら過労死認定される可能性がかなり濃厚である残業時間である。

最悪の結末になる前に労働基準監督署が立ち入ってくれてよかったとしかいいようがない。

悪質な残業強制はもっと厳しくするべき

今回の書類送検に関しては、過労死による犠牲者が出ていないことが何よりである。

しかし、これだけ、過労死や過労自殺が世間で話題になる中で、なぜこのような過労死ラインを大幅に超える残業を当たり前のようにする企業があとを絶たないのか不思議である。

今回のケースでは労働時間は自己申告制で社員は実際に働いた時間よりも短く記載していたという。そして取締役らはサービス残業をしていたことを認めている。

これは推測するに、労働基準監督署への申告があったのだろう。

その申告もおそらく本人が申告しているのではない。

本人に労働基準監督署へ行っている時間などはない。

家族の者や配偶者が働いている親族の身体を心配してどうにかならないものかと相談して発覚したのではないのかと推測する。

家族が心配するのは当然のことであるが、もしこれが、家族のいない独り身の独身男性などであったとしたなら、一体誰が労働基準監督署へ申告するというのだろうか。

本来は会社が労働環境を配慮すべきだが労働者も自己防衛が必要

また、今回の件はサービス残業をさせていた事実を会社側が認めているので、働いていた従業員もある程度は報われる。

未払い残業代を請求することが可能であるからだ。

しかし、本当に悪質なブラック企業はそれら全てに対して対応できるような管理体制を構築していたりするから労働者も気をつけるべきである。

労働時間を自己申告制にしている会社で、残業時間を少なくされているようなケースはしっかりとした証拠をそろえて労働基準監督署へ相談に行くことをおすすめする。

弱い立場の労働者にとって、とることが出来る手段はそれほど多くはない。

労働者はもっと自分の身を守るべき労働法を知るべきであるというわたしの以前からの主張を繰り返すしか無い。

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