名ばかり管理職とは、店長や管理職は残業や深夜手当夜勤手当などの給料はもらえないのか

名ばかり管理職とは、店長や管理職は残業や深夜手当夜勤手当などの給料はもらえないのか

過重労働

 

店長は管理職なので残業代がないのは当然なのか

労働相談

質問わたしは飲食業で働く30歳です。

24歳の時に今のお店にアルバイトとして入社して
頑張りを認めてもらい26歳で正社員として登用されました。
フリーターだったわたしを目をつけてくれたオーナーには感謝しています。

1年ほど前にこれから業務拡大にともない
わたしは支店を任される立場となりました。

お給料は基本給が20万円でしたが残業代はしっかりもらっていました。
しかし店長になってから店長として4万円支給されるようになったのですが
残業代がもらえません。

アルバイトが突然仕事を休んだりする場合
休日出勤もさせられます。

店長であることにやりがいを感じていますが、
このままでは身体がもちません。

どうしたらよいのでしょうか。

回答:労働基準法で許される管理監督者と店長の関係

結論からいいいます。

店長だからと言って誰もが管理監督者となるわけではありません。

今回のケースのように労働者の労働法に関する無知を利用して
店長で管理職であるから時間外労働をしたとしても割増賃金を
支払う必要はないと主張する経営者がいます。

しかしこれは大きな間違いです。

まずはここで経営者が主張する管理者は時間外労働を
払う必要がないとは何を根拠に主張しているのか見てみましょう。

それは、労働基準法第41条を根拠としています。

労働時間、休憩及び休日に関する規定は、
次の各号の一に該当する労働者については適用しない。(略
二  事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者
又は機密の事務を取り扱う者

ここで事業の種類にかかわらず監督もしくは管理の地位にあるものとあります。
この監督もしくは管理の地位が店舗の店長を指しているとしているのです。

しかし、ここでよく考えてください
。経営者が増える人件費をおさえるために
あるいは、残業代を支払いたくないために

「じゃあ、明日からあなたに店長をお願いします。
店長待遇なので残業代は付きません」

なんてことがあったとしたらどうしますか?

そのような状況で店長を管理職として認められるのであるのなら
辞めることもできず、転職もできず、
今までよりも責任ある仕事になりながらも
残業代がもらえない立場になるなどの処遇を
甘んじて受けなければならないことになってしまいます。

ここでよく覚えておいてほしいことには店長が労働基準法第41条の管理職として
認められるためにはいくつかのハードルがあるということです。
これをしっかりと覚えておいてください。

労働基準法第41条で認められる管理監督者

まずは、経営者と同じような立場で仕事をすることが出来るかとが問題になります。

経営者から指揮命令に関する権限を与えられており、人事権や自分の判断での
決定権があることが管理職と呼ぶにふさわしい処遇です。

第2に勤務時間のシフトなど自分で出退勤を決められることです。

過労死は自己責任と豪語した経営者がいますが、
経営者の場合は自分の健康を考えることは自分の判断に任される部分が多いですが

労働者は指揮命令のもとに働くため健康管理まで行き届かない面がおおくあります。

それらも踏まえて店長としてどの程度まで判断でき、労働時間の制限や
出退勤も裁量に任される、状況であってこそ、過労に関する自己管理も
可能となるのです。

第3にそれらの処遇にあったお給料がもらえているかがポイントとなります。

店長を任されるようになり、管理職であるのだから時間外労働手当は必要ない
そのため時間外労働手当が支給されなくなり給料が減った
そうなっては経営者が時間外労働手当をはらわないために
管理職をつくり上げることができてしまうということになりかねません。

また、労働基準法第41条の管理監督者であると判断されたとしても、
深夜割増に関しては適用されません。

よる10時以降に働いた場合は必ず深夜手当を請求する権利があります。
その点も覚えておく必要があるでしょう。

(※当ブログに相談された相談内容をブログに
掲載することはありません。フィクションです。)

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