長時間労働でうつ病になったら労災になるの?サービス残業が多い人は要注意

長時間労働でうつ病になったら労災になるの?サービス残業が多い人は要注意

労働相談

うつ病で労災は認められるの?

うつ病で労災は認められるのか?うつ病や精神障害を訴えてこれは労災として認定されないか?そのような相談をよくうかがいます。結論から言いますと、うつ病による労災は認められる事例はあります。

ただし、うつ病等の精神障害による労災認定は仕事を理由とする傷害疾病にあたるのかを調べることに少なからぬ労力を必要とされますので、誰もが容易にうつ病を会社の仕事が原因となる精神障害としての労災と認定されるという状況ではありません。

過労死過労自殺

最近では新型うつ病などと言って、仕事中はうつを主張しつつ休職をとり、会社を休んでいる期間には海外旅行に出かけたり、イベント活動など元気に活動している等という人が現れ、まわりから見ると鬱の詐称ではないのかと疑いたくなるような症例も見られます。

とはいっても、本当に長時間労働に苦しまされたり上司からの執拗かつ激しい叱責や嫌がらせ等が続いたり、仕事の過大なノルマを負わされた挙句に責任を負わされたりしているのに、新型うつ病だと思われたくないがために仕事に取り組みその挙句に病気にかかったり、極端な例として過労自殺などを考えるようになったりすることになったら元も子もありません。

また、終わることのない仕事のノルマがあって長い時間仕事に従事しないといけないような環境を我慢し続けて、たとえうつ病にならなかったとしてもそれが身体の健康によい生活、良い労働環境とは呼べません。

長時間労働は鬱病などの精神疾患をひきおこす危険があるだけではなくて、脳血管疾患や心臓疾患などの病気になる可能性もあります。

長時間労働で自分が鬱病ではないと判断して頑張って働いていたら脳卒中で倒れてしまっては元も子もありません。長時間、会社の仕事に従事して働いている人は誰よりも自分が自分の体の健康について気を配ることが大切です。

うつ病かなと思ったら迷わずに診断を

もし、何をやるにも気力が出ないとか、不眠に悩まされる、あるいは深い眠りが得られずに早朝4時頃になって目が覚めるようなことなどの症状があれば、すぐにでも心療内科を受診することをおすすめします。

それは労災申請できるかあるいは障害年金を請求できるかにかかわらずあなた自身のために診断を受けておくことがとても大切だからです。

また、今は仕事を休むことができないから、もうこんな会社はいつでも辞めるつもりでいるから辞めてから時間を取って心療内科にでも行けばいいかなと考えている方がいれば、それもおすすめしません。

なぜなら社会保障の観点から、特に障害年金に関しては健康保険に加入している時期にうつ病と診断されることが必要となるからです。

また、健康保険の傷病手当金も労働者災害補償の業務上の災害である労災として認定されなかった場合には活用することが可能となります。ですので、かならず仕事を辞める前に一度会社を一日くらい休んで心療内科に行ってお医者さんの診断を受けてみるのがいいと思われます。

以前このサイトでも書いたことですが“長時間労働でのうつ病が労災申請する時の注意点”こちらで詳しく書いておりますので、長時間労働などの会社の命令や会社の仕事上での活動が原因として労災であると考えるのであるならば参考にしていただけたらと思います。

労災申請で忘れないでほしいこと

うつ病に罹ったことで労災申請をする場合、会社の業務上の起因性が問われるため会社と紛争になる可能性も否定できません。

業務上の起因性とは会社の命令で仕事をしていてそのために病気やケガをしたのかという判断のことをいいます。

しかし、よく覚えておいてほしいことですが、労災であるのかどうか、うつ病が業務に起因する病気であるのか仕事が原因で病気になったのかどうかを判断するのは、会社でもなく、あなた自身でもなく、労働基準監督署長です。

ですから、自分が病気になった経緯については客観的事実を淡々と述べていくことに何一つためらうことなど必要ないのです。その上で会社の仕事が原因となる疾病であると認められるのであるのなら、それに何が問題があるのでしょうか。

長時間労働が原因でうつ病になったと思われる方は、まず最初の一歩は心療内科で診断を受けること大切なことであることに注意してください。そして次に実際に労災を申請してみること、それが大切なことだと思われます。

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